軸コーディネーターの天谷です。
浅田真央選手のフリー演技は感動的でしたね!ライブで観ていましたが、トリプルアクセルを決めた後からどんどん動きがよくなり、動きも大きく伸び伸びしていて、これは大丈夫だと安心して観れました。
演技終了の瞬間の真央ちゃんの涙。深い内容を感じざるを得ない涙、涙。
その姿を観て、私も思わず泣いてしまいました。涙
ショートプログラムの惨敗からフリープログラムでの快心の演技
バンクーバーオリンピックから、いやフィギュアスケートを始めてから、
ソチオリンピックまでの軌跡
日本からの抱えきれないほどの思いと期待
などなど、色んな想いを抱えた真央ちゃんがやり切って涙そして笑顔へと。
人間って素晴らしい存在だなーって思います。
真央ちゃんはその代表的存在になっていますが、あなたも私も一人一人が素晴らしさを持っている。
私は、すべての人がその人にしか表現できない素晴らしさ(talent)を持っていると考えています。
今までの真央ちゃんであれば、フィギュアスケートの道でしたね。その道を徹底的に打ち込むことによって、浅田真央が持つ素晴らしさを成長させてきた。
その成長過程を共有してきた多くの日本人が、今回のフリープログラムの演技を見て、『感動』したのです。
絶望的な状況から一日で這い上がってきた真央ちゃん
そして、その真央ちゃんへSNS経由で
「純粋に真央ちゃんの願いが叶いますように」
「真央ちゃんが目指す演技を表現できますように」
「期待の重圧を一人で抱えさせてごめんなさい。そしてありがとう」
などなどの祈りや応援が多くありました。
真央ちゃんのショートプログラムの演技をきっかけに「人の意識」が変化したと私は感じます。
ショートプログラム前までは、
誰もがメダルを意識し、「真央ちゃんならばとれるだろう」と勝手に期待し、真央ちゃんに重圧を与え続けてきた。
しかし、ショートプログラムでのまさかの失敗を目の当たりにして、一人一人の心の中で「私は間違えていた。真央ちゃんごめんなさい」という気持ちが吹き出してきたのではないかと私は観ています。
だからこそ、SNS経由で真央ちゃんを支えようとする祈りや応援、真央ちゃんのフリー演技に私も責任を持とうとする祈りや応援が噴出してきたのでしょう。
何を隠そう私も上記の心の移り変わりを体験したのであります。真央ちゃんから「学び」を得ました。心からありがとうございます。
そして、大会前にはフィギュアスケート引退を表明していた浅田真央選手ですが、今後どのような道で才能を発揮しようとされるのかも意識しています。
本日は真央ちゃんのことから心の軸のことを述べました。軸には、「体軸」と「心軸」の両面があります。この経緯が皆さんの「心軸」形成の手助けになればと思い、記述しました。
さて、前置きが長くなりましたが、軸の話をしましょう。今回だけではないですが、ソチオリンピックのフリープログラムの浅田真央選手の演技中に解説者が以下のようなコメントをしておりました。
「上半身がよく動いています」
「後半になっても伸びやかな動きができています」
確かにそうなのです。実際に私も観ていてそう感じましたし、「素晴らしい得点が出るね」と興奮して父には思わず言葉を発した程です。
このようなことを解説者が言うものだから、真面目な選手はこの言葉を鵜呑みにすると、練習で一生懸命上半身を動かそうとするし、無理に伸ばそうとする。
この発想が原因となって、その選手は動きが逆にどんどん悪くなります。どんどん体は固まっていく。真面目な性格が仇となり、練習が足りないのだと思い込み、負のスパイラルに入り込む。昔はもっと動いたのに。。。と過去を振り返るようになりのです。
このように考えるのではなく、あくまでも『軸の感覚』を得ることを大前提としなければなりません。
『軸』を捉えられれば、自然と上半身は動き出しますし、それに連動して股関節周辺も動き出すのです。
目に見える結果の事象で判断するのではなく、その結果を生み出している『軸』に注目しなければなりません。
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